三重県は5月10日、県内男女25人(四日市市発表分7人含む)が新型コロナウイルスに感染し、4月下旬から5月上旬に陽性となった男女4人の変異株感染が分かったと発表した。県内の感染者は延べ4171人、変異株に感染したのは636人となった。
発表によると、度会町の10歳未満の未就学男女2人と20代女性は、クラスターが発生した伊勢市内の企業に勤める30代男性の同居家族。亀山市の20代男性は、5日から7日に県内の福祉施設を利用しており、県は福祉施設関係の接触者を調査している。
名張市の80代の感染者は、2日からせきや全身倦怠感の症状が出現。6日に市内の別居親族と会話、8日には別の別居親族が自宅を訪問しており、接触のあった2人が濃厚接触者として特定されている。
県内68事例目のクラスターが発生した度会町の特老ホーム「わたらい緑清苑」では、新たに80代と90代の入所者男性2人が感染。同クラスターでの感染者は職員と入所者など合わせて26人となった。
この他に、桑名市で4人、菰野町といなべ市、亀山市で2人、鈴鹿市で1人が感染。