四日市市で20人感染 福祉施設のクラスター拡大 園児の両親6人陽性

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 四日市市は5月1日、20代から70代の男女20人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。クラスターが発生した社会福祉法人「聖母の家」が管理する福祉施設で新たに6人、私立幼稚園のクラスターに関連して3家族6人の陽性が判明した。市内の感染者数は延べ736人、三重県内では同3785人となった。

 発表によると、濃厚接触者や接触者に特定され感染が確認されたのは15人、その他の新規感染者は5人。同施設では男性職員2人、20代から60代女性の入所者4人の感染が判明し、このクラスターの感染者は施設職員14人、入所者32人の計46人となった。私立幼稚園のクラスター関連では、感染が確認された園児4人のうち3人の両親で20代から40代の男女6人が家庭内感染した。

 4月28日に陽性が判明した50代女性の同居家族で、市内の公立中学校に勤務する30代女性教員の感染も判明。26日まで勤務しており、学校関係者の調査を進める。

 新規感染者では、アルバイト従業員の30代女性、会社員の20代2人、30代、40代のいずれの男性も26日から30日にかけて発症、発熱や頭痛、咳などの症状があり、検査の結果、陽性が確認された。