四日市市は4月22日、同市内で10歳未満の幼稚園児から70代まで、男女23人が新型コロナに感染していることが判明したと発表した。1日の発表数としては、4月10日発表の22人を上回る過去最多となり、社会福祉法人「聖母の家」が管理する施設で市内8例目(三重県内61例目)のクラスター(感染者集団)が確認された。市内の感染者は延べ574人、県内では延べ3306人となった。
発表によると、同施設では4月19日に職員1人に感染が確認されたため、四日市市保健所で接触者調査を進めたところ、新たに職員2人と幼稚園児と中学生の入所者5人に感染が確認され、三重県が県内で61事例目のクラスターが発生したとし、調査を進めている。
20代の専門学校生の男性は、濃厚接触者として検査を受け、一度は陰性だったものの、38度3の発熱、のどの痛み、頭痛などの症状が出たため。二度目の検査を受け、感染が確認された。
四日市市では4月21日の時点で、155人が入院し、うち1人が重症となっている。