三重県と四日市市は4月13日、県内23人の新型コロナウイルス感染が確認され、入院していた70代男性が死亡したと発表した。3月下旬から4月上旬に感染が確認された10代から30代の男女3人は変異ウイルスへの感染が判明。県内の感染者は延べ3034人、死者は74人、変異ウイルス感染者は116人となった。
発表によると、新規感染者の市町別内訳は、四日市市11人、津市、松阪市が3人、桑名市2人、名張市と亀山市、鳥羽市、大紀町が各1人。
親族間の食事会で発生したクラスター(感染者集団)では新たに、3日の食事会に参加した東員町の20代女性の濃厚接触者だった四日市市の40代男性(会社員)の感染が確認され、感染者は計13人に。松阪市の飲食店でのクラスターは、同市の60代男性(自営業)の感染が確認され、感染者は7人となり、既に判明している感染者とともに飲食店を利用していた市内の50代男性(同)も感染が判明した。
四日市市では、5日に感染が確認された30代男性の家族2人(10歳未満小学生男児、同女児)や、県内の学校に通う20代の大学生男女らの感染を確認。大紀町では県外在住の友人と接触があった20代男性(会社員)の感染がわかり、同居家族や職場同僚ら計9人が濃厚接触者となっている。
10日に感染が確認された鈴鹿市の50代女性の接触者調査では、職場同僚の津市の50代男女ら3人の感染が判明した。