四日市市は4月5日、同市内に住む男女6人が新型コロナウイルスに感染していることが判明したと発表した。市内の感染者は延べ405人、三重県内は延べ2849人となった。
新たに感染が分かった6人のうち、10代と20代が5人。20代で市内の同じ専門学校に通う女性2人は現時点では濃厚接触者、接触者はいないという。市内の別の専門学校に通う10代の男性は4月3日に市内で友人と食事をするなどし、友人2人と同居人1人が濃厚接触者に特定されている。
20代の会社員男性は、4月2日に感染が確認された20代会社員男性の濃厚接触者として検査を受け、感染が判明した。男性らの会社で3月30、31日にデリバリーサービスを利用した食事会が開かれていて、新たに感染が分かった男性は、3月30日の食事会に参加していた。
20代の会社員女性は、感染が判明していた菰野町の20代会社員女性の濃厚接触者として検査を受けていた。3月29日に検査を受け1度は陰性だったものの、38度8の発熱や頭痛、倦怠感などが出て同31日に再度検査を受けたが陰性。その後も症状が続くため、4月3日に3回目の検査を受け陽性が確認された。現在は頭痛、倦怠感、鼻閉、せき、味覚障がいなどの症状が継続しているという。
60代のパート従業員男性は県立総合医療センター(四日市市日永)の委託事業社のパート従業員男性。同センターによると、男性は医療従事者ではなく、患者との接触者などには該当しないという。男性は3月30日に頭痛や倦怠感が出現。4月2日の夕方に38度6の発熱があり、3日に市内医療機関で検体を採取、感染が判明した。3月29日から31日、4月2日に出勤していて、四日市市保健所では家族1人を濃厚接触者に、職場関係者22人を接触者に特定し、検査をしている。