四日市市の中部中学校と桜絵本の会 文部科学大臣表彰受賞 子どもの読書への意欲高める活動

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 三重県は、文部科学省が子どもの読書への意欲を高める活動において、特色ある優れた実践を行っている学校、図書館、団体に対する表彰に、今年度は四日市市の市立中部中学校と桜絵本の会など、県内から4者が選ばれたと発表した。

   2002年から文科省が行っている制度。中部中学校は、市から派遣されている司書と連携、学校図書館教育担当教諭を中心に教職員全員で、ブックトークやブックバイキング等を随時見直したり、追加したりするなどの実践を進める。生徒に主体的な取り組みとしては、毎月、図書委員が各学級の読書の様子や趣向を踏まえ、学級文庫に置く10冊を選んでいる。また、6月と2月には図書委員が、図書室にある本の中からおすすめの本を選び、紹介文を作ったり、コーナーを作るなどし、図書室へ行きたくなるような工夫をしている。

 桜絵本の会は、四日市市立桜小学校をはじめ、保育園や学童保育などで工夫しながら、読み聞かせ活動をしている。英語のできる会員による英語の絵本の読み聞かせや子どもが飽きないようなダンスを取り入れた読み聞かせをしたり、高齢者健康教室では、手遊びやキーボード演奏、歌を取り入れた読み聞かせをするなどしているという。

 県内では、御浜町立尾呂志学園中学校と県立名張高等学校も文部科学大臣表彰を受賞した。