三重県で10人感染1人死亡 飲食店や病院のクラスター拡大

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 三重県と四日市市は3月27日、県内で10人の新型コロナウイルス感染が確認され、入院していた80代男性1人が26日に死亡したと発表した。県内の感染者は延べ2695人、死者は69人となった。

 県によると、市町別内訳は四日市市が4人、桑名市が3人、鈴鹿市が2人、菰野町が1人。

 四日市市の30代男性と鈴鹿市の20代女性は、クラスター(感染者集団)が発生した四日市市の飲食店「Lounge Your(ラウンジユアー)」のアルバイト従業員。同店の感染者は従業員計11人となった。客は感染の可能性がある期間に40人から50人が利用していたとみられ、保健所が調査を進めている。

 菰野町の40代男性はクラスターが発生した県立一志病院(津市)の看護師で、再検査で陽性になった。同病院の感染者は入院患者を含め計6人となった。

 桑名市の未就学の男児は無症状で、別の疾患で病院受診した際に陽性が判明した。家族や親族の他、疾患の治療で自宅を訪問していた医療関係者や、利用していた県内施設の関係者など14人の検査を進める。

 鈴鹿市の40代女性は、県内の専門学校の教員。職場関係の接触者は15人程度という。