三重県は3月11日、津、松阪、鈴鹿の3市で男女計8人が新型コロナウイルスに感染し、入院していた90代男性1人が死亡したと発表した。県内の感染者は延べ2587人。死亡が確認されたのは62人目となった。
発表によると、松阪市で感染が確認された5人のうち60代男女2人と20代男性1人は、5日に陽性となった60代パート従業員の女性の濃厚接触者。3人とも行動歴はなく無症状だが、県内の医療機関に入院している。濃厚接触者は同居家族1人。
同市の60代自営業男性は、2日から38度台の発熱が発生。1日に県内の飲食店を利用し、9日には講習会に参加していた。濃厚接触者として検査した同居家族の60代公務員女性も陽性となり、残りの職場関係者5人は陰性が確認されている。
鈴鹿市の50代会社員男性は、10日に陽性となった50代友人男性の自宅を6日と7日に訪問。2人とも4日から5日にそれぞれ37度台の発熱が発生しており、県外の人との接触歴などから詳しい感染経路を調査中。
津市の介護職員の60代女性は、5日に陽性となった60代男性の同居家族。同日に濃厚接触者として検査をしたところ、陽性が確認された。感染可能期間内での出勤はなく、濃厚接触者は特定されていない。