三重県は3月6日、四日市市の40代女性を含む10歳未満から60代までの男女10人が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者数は延べ2564人となった。県内で10人以上の陽性が確認されたのは、2月27日以来7日ぶり。
発表によると、四日市市のパート従業員の女性は、1日から3日にかけてスポーツ観戦や家族の習い事、医療機関への受診に同行。5日から38度台の発熱が発生し、市内医療機関で検査したところ陽性が判明した。濃厚接触者は家族2人。
津市に住む10歳未満の保育園男児と30代会社員男性は、新たに陽性が確認された60代自営業男性の別居親族で、27日に自宅を訪問するなど接触があった。男児はマスクの着用がなく、4日まで登園しており、現時点で保育園関係の濃厚接触者24人と接触者17人が特定されている。
亀山市では50代自営業男性が感染。25日から37度台の発熱や悪寒が発生しており、同居家族の40代女性も陽性となった。男性は、15日に仕事の関係で県外を訪れていた。
木曽岬町の20代女子学生は、28日から鼻汁や頭痛などが出現。27日と28日に県外の感染者が自宅を訪問するなど接触があった。感染可能期間内での行動歴はなく、現時点での濃厚接触者は特定されていない。
この日は他に、桑名市と津市の50代男性、松阪市の60代女性の感染が確認された。このうち、桑名市と松阪市の2人は仕事の関係で、県外への訪問歴や県外の人との接触歴があった。