三重県は2月11日、県内で8人の新型コロナウイルス陽性が確認され、県内の病院に入院していた60代男性1人が死亡したと発表した。県立志摩病院(志摩市)関連では5人目の陽性者が判明し、県内40例目のクラスター(感染者集団)に認定された他、三重刑務所でも男性刑務官3人の陽性が確認された。県内の感染者は延べ2361人、死者は41人となった。
発表によると、志摩病院では10日までに看護師2人と入院患者2人の計4人の感染が確認されていたが、11日には新たに、病院内に勤務する委託業者の従業員(50代女性)1人が陽性と判明。三重刑務所の刑務官は、伊勢市在住が2人(ともに30代)、津市在住が1人(40代)で、県では感染経路や接触者の特定を進めている。
この他、津市では、80代の男性と、クラスターが発生したカラオケ喫茶の利用客(70代女性)、伊勢市では50代女性(自営業)の陽性が判明。鈴鹿市では、クラスターが発生した保育所の職員の同居家族で、介護施設勤務の40代男性が2回目の検査で陽性と判明したが、濃厚接触者はいないという。
また、愛知県内の医療機関に勤務する四日市市在住の看護助手の50代女性1人も陽性が判明したが、愛知県発表分のため三重県内の感染者数には含まれていない。