四日市メリノール学院中学校(平尾町)の女子バスケットボール部は1月4日から同7日、武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都)で開かれた「第1回全国U15バスケットボール選手権大会」で優勝を果たした。中学校やクラブチームなどが出場、日本一を決める大会で今回が初開催だった同大会初代チャンピオンとなった。【優勝報告に四日市市役所を訪れた選手ら】
新型コロナの影響で大会の中止が相次ぎ、「全国で優勝」を目標にしていた夏の全国大会もなくなったが、初開催の大会で全国の頂点に立った。決勝では、強豪の京都精華学園中学校との延長戦までもつれこんだものの、接戦を制した。
選手らは1月26日、優勝報告のため、四日市市役所を訪れた。同市の森智広市長と四日市市議会の早川新平議長が対応し、優勝を讃えた。「強いチームだとは聞いていましたが全国優勝はすごいですね」と森市長。主将の東紅花さんは「決勝で前半は緊張していて、自分たちが練習してきたことが出せなかったけど、後半からは楽しむことを大事にして良い流れができました」と大会を振り返る。
「全員が本当に頑張ってくれました」と稲垣愛監督。「全中の大会が新型コロナでなくなって辛かったけど、優勝できてよかった」「感謝の気持ちを持って試合に臨むことができました」「コートに入るまでは緊張したけど、試合に出たら楽しかったです」などと大会の感想を話した選手たち。早川議長は「楽しむことができるのは練習しているからこそ、素晴らしい」と感心していた。
選手らは高校に進学してもバスケを続けるそうで、森市長は「これからも頑張ってください」と選手たちへ声を掛けていた。