1年生ながら空手全国大会で準優勝 真誠塾富田道場の石川君

1983

   全日本空手道真誠塾富田道場(先田哲生代表)に所属する富洲原中出身で、桑名高校1年の石川笑心太(にこた)君が昨年12月20日に東京都の国立代々木競技場第一体育館で開かれた「第14回JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会」に出場し、高校男子60キロ未満で1年生ながら準優勝をした。石川君は、先田代表と四日市市役所を訪れ、同市の森智広市長と四日市市議会の早川新平議長に結果報告をした。【森市長と早川議長に結果報告をし、トロフィーを手にする石川君(中央)=四日市市役所で】

 27人がエントリーした高校男子60キロ未満には2、3年生も多く出場。前回大会では中2・3年男子57キロ未満で優勝したものの、「高校の部はパワーも技術もすごかった。みんな強くて決勝まで進んだけどとにかくすごかった」と大会を振り返る石川君。決勝で戦った相手は中1のときに、中3だった相手と対戦したことがあり、そのときに比べかなりの接戦となったという。「試合中はこれは勝てるぞ」と思ったときもあったが、惜しくも準優勝となった。

 森市長は「1年生で上級生相手に勝ち上がり、準優勝は素晴らしい。伝説をつくってほしい」と期待を込めて話していた。「スピードとパワーがすごい」と先田代表。石川君は「来年はしっかり勝って優勝したい」と闘志を燃やしていた。