三重県は1月25日、四日市市発表分3人を含む県内24人と東京都内の医療機関に検体を送付した伊賀市の男女13人の新型コロナウイルス感染が判明したと発表した。13人は東京都発表分で、県内の感染者は延べ2024人となった。
県によると、東京都発表分となった伊賀市の20代から40代の男女13人のうち、東洋ビューティ株式会社上野工場(ゆめが丘7)で10人、東洋エアゾール工業株式会社三重工場(ゆめが丘7)で2人の感染が判明。社内で陽性者が複数確認されたことから、22日と23日にそれぞれ検査キットを使って検体採取し、都内の医療機関に送付していたという。 社員たちは軽症から中等症で、発熱などは発生していない。
両社の東京都発表分の感染者は、24日に判明した7人と合わせ、東洋ビューティで計12人、東洋エアゾール工業で計7人となり、クラスター(感染者集団)に認定されている。
同市の10歳未満の保育園男児と40代女性は、22日に陽性が判明した20代会社員女性の同居家族。2人とも無症状だが、県内の医療機関に入院調整中。男児は22日まで登園しており、濃厚接触者の調査を進めている。県外に勤務する同市の60代男性は、22日に陽性となった店舗従業員の女性と16日に食事に出掛けるなど接触があった。
県内32例目のクラスターに認定された津市の武内病院では、70代の入院患者と30代、40代の看護師、30代の看護助手が新たに感染。同病院では検査対象者数135人のうち、陽性16人、陰性119人となった。
この他に、鈴鹿市で6人(クラスター関係2人)、玉城町で3人、いなべ市、東員町で2人、伊勢市で1人が確認された。このうち13人がすでに判明している感染者の濃厚接触者と接触者だった。