三重県は1月8日、県内42人の新型コロナウイルス感染が判明し、80代女性が7日に死亡したと発表した。感染者数は今月6日に続き過去最多となった。県内の感染者数は延べ1471人。
発表によると42人の内訳は、桑名市12人、四日市市10人、いなべ市6人、鈴鹿市と伊勢市が各4人、大紀町、朝日町、川越町、亀山市、伊賀市、名張市がそれぞれ1人、県外発表が2人となった。このうち22人が既に判明している感染者の接触者や濃厚接触者で、9人が県外への訪問や県外の家族、親族との接触があった。
名張市の自営業の30代男性は、4日から39度台の発熱が発生。23日、28日に県外で仕事、31日から1月1日には県外で飲食店などを利用していた。現時点で特定されている濃厚接触者は同居家族3人。
伊賀市では自営業の50代女性が感染。31日から1月4日にかけて、東京で感染が確認された別居家族が自宅を訪れるなど接触があり、6日に濃厚接触者として検体採取したところ陽性が確認された。現時点で特定されている濃厚接触者は同居家族5人。
4日に介護施設を利用していた鈴鹿市の80代男性は、31日に県外の友人が自宅を訪問。濃厚接触者として特定された同居家族1人と別居家族3人、接触者の別居家族3人と施設関係者17人を検査する。
いなべ市で陽性が確認された10歳未満から60代の男女5人は、5日に愛知県で陽性が判明した30代会社員女性の濃厚接触者だった。