【続報】伊賀の病院、桑名の介護施設でクラスター 県内19人

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 三重県は12月9日、入院患者1人の新型コロナウイルス陽性が確認されていた岡波総合病院(伊賀市上野桑町)で新たに60代から80代の男性の入院患者4人の陽性が判明し、職員1人と入所者3人の陽性が判明していた介護施設「れんげの里おいな苑くわな」(桑名市東方)で入所者の80代女性1人の陽性が確認されたと発表した。いずれも同一施設内で計5人の陽性者が確認されたため、クラスター(感染者集団)と認定された。県内で1日に2件のクラスター事案が発表されるのは初めて。県内の同日の感染者は四日市市発表分(1人)を含め19人で、延べ986人となった。

 県などによると、伊賀市の病院で新たに陽性が判明したのは、80代の無職男性3人と、60代の会社員男性の計4人で、既に陽性が判明していた60代男性と同室に入院していた。陽性がわかった4人のうち、11月30日に入院した80代の男性患者1人は、同居家族の80代女性も陽性が確認された。同市ではこの他、30代女性(会社員)、70代女性(会社員)も陽性と確認され、9日発表分は7人となった。

 桑名市の介護施設では、新たに入所する80代女性1人の陽性と、検査対象の職員・入所者の残り24人は陰性が確認された。同市ではこの他、濃厚接触者として検査を受けていた60代男性(高校教員)、40代女性(会社員)も陽性が確認された。

 津市では新たに7人の陽性を確認。市内の公立中学校に勤務する50代の女性教員と在学する男子生徒2人の他、8日に判明した陽性者の同居家族や職場同僚として検査を受けていた40代女性(高校教員)、20代女性(保育士)、40代男性(会社員)も陽性と確認。菰野町でも同居家族2人が陽性だった男子中学生1人の陽性が確認された。