三重県は12月6日、桑名、鈴鹿、伊賀、名張、菰野の5市町で10歳未満から80代の男女7人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者数は、同日の四日市市発表分(3人)と合わせ10人、延べ950人となった。
県によると、伊賀市の10歳未満の男児は、3日に陽性が判明した70代無職男性の別居親族で、自宅を訪れるなど接触があった。現在は症状がないものの県内の医療機関に入院している。現時点で特定されている濃厚接触者は同居家族1人と別居家族5人。
同市では他に60代会社員女性の感染を確認。女性は3日に陽性が判明した60代女性の職場同僚で、4日に濃厚接触者として検体採取し、陽性が確認された。現在は県内で入院しており、せき、鼻汁などが継続し、肺炎の疑いがあるという。
名張市の製造業に勤務する50代会社員男性は、1日から39度台の発熱と全身倦怠感が出現。4日まで症状が続き、検体採取をしたところ5日に陽性が判明した。県外への外出はなく、県外の人との接触歴は調査中。11月29日には友人と屋外スポーツのため県内に外出していた。
菰野町の30代無職女性は、3日に陽性が判明した40代会社員男性の同居家族で、濃厚接触者として検査したところ陽性が判明した。女性は無症状なものの県内の医療機関に入院している。
桑名市の40代店舗従業員の男性は、11月23、24日に名古屋市を訪れ、飲食店を利用するなどしていた。同市に住む80代無職男性は、1日に陽性が判明した20代男性が勤務する介護施設の入所者で、接触者として調査を受けていた。
鈴鹿市の60代会社員男性は、3日の夜に37度台の発熱が発生。県外への訪問歴はなく、詳しい感染経路は調査中。