安全対策必要なバス停「Aランク」 四日市は2か所 

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 バス停留所安全性確保対策実施状況

 国土交通省はこのほど、県内の横断歩道や交差点に近接したバス停留所について、各運輸局宛てに出した「バス停留所安全性確保対策実施状況」を公表した。安全対策が求められる優先順位をAからCの3段階に分け、県内で88か所、四日市市内では15か所が該当している。【危険と指摘された2か所のバス停=四日市市室山町、山城町で】

 県内では三重運輸支局や県警、市町や三重県バス協会、関係バス事業者などで安全性確保合同検討会を構成し、状況をまとめてきた。「停留所に停車した際に交差点または横断歩道に車体がかかる」「停留所に停車した際に交差点または横断歩道の前後5メートルの範囲に車体がかかる」ことなどが安全対策の抽出条件となる。

 最多は伊賀市の31か所で、四日市市内15か所のうち、室山町にある三重交通路線「室山西(宮妻向き)」と、山城町の三岐鉄道路線「八千代台1丁目(下り)」の2か所がAランクとされた。

 三重運輸支局では、安全対策の実施状況を関係者が現地確認し、今後の対応について関係先と協議を検討していくという。