津市の診療所で新たなクラスター 県内1日10人に

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 三重県は8月12日、津市、桑名市、鈴鹿市で20代から60代の男女6人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。うち、津市内の診療所での職場内感染者がこれまでの発表分と合わせて計5人となり、県内3事例目のクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。この日は四日市市分(4人)と合わせ新規感染者は計10人で、県内の感染者数は延べ262人となった。

 県によると、津市の60代女性は市内の診療所に勤務する看護師。診療所には院長始め7人が働いていたが、5日以降、看護師3人と事務員2人の計5人の感染が判明した。診療所は6日以降対面診療を中止し、11日からは休診しているが、陽性が判明した看護師が勤務していた3日から5日に来院した約120人について、保健所が接触者調査を進めるという。

 桑名市の30代会社員男性は愛知県で確認された患者と同じ会社に勤務。同市の60代無職男性は1日に海外から帰国し、同居家族が羽田空港検疫で陽性となっていた。鈴鹿市の3人はいずれも7日に陽性が判明した男性の濃厚接触者。