読んで「文化」を感じて――。四日市市文化会館(同市安島)がこのほど、地元の文化の魅力を幅広い年代に受け取ってもらえるよう発信するフリーペーパー「よんぶん」を創刊した。ポップなデザインと読み応えのある特集記事が特徴だ。【冊子を紹介する赤井さん=四日市市安島で】
3月27日に約2千部発行した創刊号(A4判12ページ)には、市博物館の学芸員、廣瀬毅さんが執筆した「日本のライト兄弟 大空をめざして」を掲載。昨秋、同会館で上演したミュージカル「あした大空」で描かれた、明治・大正時代の同市の飛行家、玉井清太郎・藤一郎兄弟の足跡を、綿密な取材で新たな事実も盛り込み、貴重な写真も紹介している。
創刊号は同会館の他、市内の公共施設、県内の図書館、各ホールなどで配布している。今後は春、秋の年2回発行予定で、担当する同会館スタッフの赤井美穂さんは「気軽に手に取って、四日市をますます好きになってほしい」と込めた思いを話した。
問い合わせは同会館(059・354・4501)へ。