鈴鹿市東江島町の「プリントショップ のりのりベイビー」はこのほど、四日市市のマスコットキャラクター「こにゅうどうくん」のイラストをプリントした缶バッジを制作した。新型コロナの影響で、花粉症などでせきの出る人が周囲の視線を非常に気にしている人が多いことから、「花粉症です」というメッセージを載せ、身に着けた人が知らせることができるアイテムだ。【缶バッジを手にする今井さん(左)と阿部さん=四日市市諏訪町で】
同社のスタッフの阿部かおりさん(35)が四日市出身ということもあり、地元のキャラクターであるこにゅどうくんを使って「街を少しでも明るくしたい」と企画。こにゅうどうくんが、目をつぶり下を出しながら、ほおに手を当てている表情に、「花粉症です」の言葉があり、完成したときにインターネット上で紹介すると、「それいいですね」などと好評だった。
制作したのは100個で、今井貴裕社長(37)と阿部さんは4月22日、四日市市役所を訪れ、50個を同市へ寄贈した。市では、窓口などで希望者に配布するそうで、同社は他にも、こにゅうどうくんの商品を扱う四日市市の「太古堂」と「石川畳店」にも寄付したという。いずれも数量限定で無料配布。
今井社長は「これからも、街が少しでも元気になれることを考えていきたい」と話していた。