津市と明和町で新型コロナ感染者 県内で18、19例目

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 三重県は4月14日、津市在住の50代介護士の女性と、明和町に住む50代会社員の女性がPCR検査の結果、新型コロナウイルス感染症に感染していることが判明したと発表した。津市の女性は夫が発症、明和町の女性は同9日に二人が感染していること(県内14、15例目)が確認されていた。

 発表によると津市の女性は、同9日に微熱と頭痛があり、同12日には味覚障害や下痢の症状が出現。13日にPCR検査をし、14日に陽性が確認された。4月6日には勤務先に出勤、翌7日には夫が発症したため、自主的に自宅待機。通勤は自家用車で、マスクを着用し、発症後の外出はなかったという。県では、発症前から出勤せず、感染拡大の可能性は極めて低いとしている。勤務先の施設の職員や入所者委には濃厚接触者に該当する人はいないものの、引き続き健康観察をするという。

 明和町の女性は4月2日にのどの痛み、味覚と嗅覚の障害があったが、熱はなかったが医療機関を受診。同6日に38度の発熱や腹痛、食欲不振があった。9日には家族二人が陽性反応と判明したため、感染症指定医療機関に入院。継続してPCR検査を実施し、11日にはせきの症状があり、4月14日に陽性が確認された。女性は4月2、3、6日に勤務先に自家用車で出勤。同2日以降は、勤務先と買い物に外出。公共交通機関の利用はなく、買い物時と医療機関受診時にはマスクを着用していたという。

 県では、明和町在住の女性に関して、濃厚接触者を保健所が調査し、PCR検査を実施。健康観察を行うとしている。