三重県は4月11日、津市在住の60代の男性会社員と、松阪市に住む40代の無職の女性が新型コロナウイルスに感染していることが判明したと発表した。県内では16、17例目となった。
発表によると津市の60代の男性は、4月8日に愛知県名古屋市で発生した患者の濃厚接触者で、名古屋市から情報提供があり、同10日にPCR検査を実施。同4日から倦怠感があり、6日に39.3度の発熱があった。4月3日まで、愛知県内の勤務先へ公共交通機関を利用して出勤。4日以降は自宅待機で、3月30日に名古屋市で発生した患者と最終の濃厚接触をしていた。
松阪市の40代女性は、4月3日に38度の発熱症状があり、医療機関を受診。同6日に39.5度の発熱が続き8日には、せきの症状も出た。10日に別の医療機関を受診し、検体を採取しPCR検査を実施。11日に陽性が判明した。現在は解熱し、せきのみの症状が続いているという。女性は3月30日から4月1日に東京都の家族のもとを訪問。発熱があった以降は自宅待機し公共交通機関の利用はなく、医療機関へは自家用車で移動、マスクを着用していた。
今後は、保健所が濃厚接触者を調査し、PCR検査を実施、健康観察をするという。