2021年の三重県で開催される国体へ向け整備が進められてきた四日市市総合体育館(日永東)が5月1日にオープンする。2017年10月に着工し、来月4月30日に完成を予定している。報道関係者向けの内覧会が3月30日に開かれた。【約3300平方メートルの広さがあるアリーナ=四日市市日永東で】
「スポーツの感動と躍動の広がりを感じてもらうこと」をコンセプトにしたという内装には、木材を使用し、温かみのある木材を曲げながら格子状に組み合わせ、波紋の重なりや広がりを表現している。雨水はトイレの洗浄水に利用し、LED照明や自然通風、屋上緑化など、環境に配慮し、風の通りやすい構造となっているという。
アリーナは、東海地域有数の広さ(面積3,308.8平方メートル)を誇る。バレーボール4面、バスケットボール3面、ハンドボール2面、バドミントン20面などに使える広さで、3,032席の観覧席と移動観覧席512席が設置された。 館内には、ダンスやバレエなどのほか、大会開催時の練習会場や控室にも使える多目的室、さまざまな使い方ができる多目的室が2室あり分割使用もできるという。
また、弓道場は近的射場(28メートル)だけでなく遠的射場(60メートル)も併設。東海地域有数の弓道場で、遠的射場ではアーチェリーの練習もできる。
4月29日には、オープニングセレモニーを予定していて、人数制限を設ける場合もあるが、午前9時半から正午は一般内覧会を企画している。セレモニー後に予定していた「第48回四日市こどもまつり」は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となった。
同体育館の使用料や施設の説明はホームページ(https://yokkaichi-so-tai.jp/)にも掲載している。