水沢町の森紀子さん
皇居・宮殿で1月16日に開かれた「歌会始の儀」に出席した四日市市水沢町の森紀子さん(75)が2月18日、報告のため四日市市役所を訪れ、森智広市長へ報告をした。【作品や新年歌会始の儀について話す森さん(右)=四日市市役所で】
10年ほど前から応募はしていて、今回は1万6002点が出品されていたという。お題は「望」を用いた作品で、森さんの地元水沢地区の風景を「茶刈機のエンジン音は響かひて彼方に望む春の伊勢湾」と詠み、選歌10点のうちに選ばれた。
入選者のうちで最年長だったという森さん。「望というお題とのめぐり合わせもよかったです」といい、目録や記念写真などを森市長に見せながら、天皇皇后両陛下の「包みこむような温かさを感じました」と雰囲気について笑顔で話した。
森市長は「本当に時の人でしたね。これからもぜひ続けてください」と話した。森さんは「地域の皆様が喜んでくださったのがとてもうれしい。一緒に学び遊んだ同級生、水沢という地域が私を育ててくれました。これからも今までどおり詠んでいきたいです」と笑顔で語っていた。