互いに40年近く活動する四日市市の女声合唱団「コール・フラワーズ」と「Chor.アンサンブル・サルビア」が、3月14日(土)に同市安島の市文化会館第2ホールでジョイントコンサート「絆 友情のハーモニーをあなたに!」を開く。
内部地区で活動する「フラワーズ」は60代から80代の18人が、声楽家の谷村るい子さんの指導を受けている。「サルビア」は50代から80代の21人が、元音楽教諭の服部佐喜子さんの指導のもと、川島地区で歌声を響かせる。「メンバー構成の似た団同士で組めば演目の幅が広がる」と今回の演奏会が実現した。
第1部は両者の特徴を生かし、フラワーズはアカペラで童謡のメドレー、サルビアは「愛」がテーマの5曲を披露。第2部は佐野洋子さん原作の絵本をミュージカルにした「百万回生きたねこ」に挑戦。1つの役を複数人で演じる。
演技経験のない団員たちは当初、役になりきるのが難しく戸惑いもあったというが、昨年6月から月2回以上の合同練習を重ね、「一つひとつの言葉に思いを巡らせて表現するようになった」と、フラワーズ代表の桐生美恵さん(63)。サルビア代表の若尾典子さん(64)も「皆のやる気も高まっているので、当日は自ら楽しみたい」と心を躍らせている。
演出を手掛ける蛯原春比古さんは「生きていれば必ず死を迎える。人生100年時代に私たちはどう生きるか、ミュージカルを通じて問い掛けたい」と語った。
開演は午後3時。入場料は大人1200円、小中高生800円。 問い合わせは若尾さんTEL090-1417-1524へ。
(2020年2月8日発行 YOUよっかいち第179号掲載)