四日市あすなろう鉄道スタンプラリー開催
四日市あすなろう鉄道に乗る機会を増やし、沿線の魅力を感じてもらうイベント「バレンタイン列車スタンプラリー」が2月11日(火)から3月1日(日)まで開催される。企画したのは沿線で活動する市民団体「大瀬古町子供と地域の環を育む会」と高校生たちだ。【イベントをPRする高校生と井上さん=四日市市日永で】
同団体は5年前からバレンタイン列車を実施しており、スタンプラリーも2回目。毎年、沿線にある高校の生徒らが活動に参加していて、今回は市の委託事業として行う。同団体の井上誠二(53)さんは「イベントを通して、子どもたちが地元に愛着を持ってくれるとうれしい」と話す。
初日に走る「バレンタイン列車」は、あすなろう四日市駅午前10時15分発と西日野駅同10時30分発の1往復。四日市四郷高校書道部の部員6人が乗客にチョコレートを配る。過去には同高へお返しのクッキーが届いたこともあったそうだ。
各駅と沿線施設を計13か所巡るスタンプラリーでは、スタンプの設置先との交渉に高校生が活躍した。同高2年の吉崎日彩さんと瀬戸彩夏さんは、四郷郷土資料館や和菓子店などを訪れ、時には30分以上話し込むなど、住民の優しさに触れたという。暁高2年の浅川英里奈さんは「日永には伝統ある店が多くあった。あすなろう鉄道が残ってよかった」と話した。
台紙は、あすなろう四日市駅・内部駅の他、市内の各地区市民センターなどで配布している。スタンプを3か所以上集めると、3月1日(日)に市内の南部丘陵公園北ゾーンで開かれる「ファイナルイベント」のビンゴゲームに参加できる。スポーツ鬼ごっこ、キッズダンスの他、同高書道部のパフォーマンスも披露される。
問い合わせは井上さんTEL090-6916-6720へ。
(2020年2月8日発行 YOUよっかいち第179号掲載)