四日市市内の児童福祉施設に、入所中の来年度新入学児童に使ってほしいと「タケコシ商事」(竹腰葵社長、四日市市諏訪町)はこのほど、ランドセルと文具を同市への寄贈を申し出た。1958年から寄贈を続けていて今回で63回目。贈呈式が1月6日、四日市市役所であった。【ランドセルの寄贈が始まったことなどについて話す竹腰社長=四日市市役所で】
寄贈されたのは、ランドセル、おなまえマーカー、鉛筆削りキャップで対象児童は6人。贈呈式では竹腰社長から、ランドセルと目録が四日市市の森智広市長に手渡された。
森市長は「本当にありがとうございます」と話し、市からは感謝状が贈られた。故人である竹腰良次郎さんが、店でランドセルを見ていた子どもを母親が引きずるようにして帰っていった姿を見て、「ランドセルを背負わせて登校させてやりたい」という思いから始まった取り組み。今回の寄贈で「タケコシ商事」からの寄贈は、2544個になるという。