ウィンターカップ初出場 海星高校バスケ部
東京都で12月23日(月)から開かれるバスケットボールの全国高校選手権大会(ウインターカップ)に、海星高校(四日市市追分)が県代表として初出場する。今年で創部62年、中心となる3年生の5人は「目指すはベスト8」と、高校生活最後の大舞台での活躍を誓い、闘志を燃やしている。
レギュラーメンバーの平均身長は179㌢で、準優勝だった四日市工と比べ5㌢ほど低い。サイズの差をボールの展開力でカバーすべく、迅速な攻守の切り替え(トランジション)を意識付けることで攻守両面を強化。試合中は広い視野を持つよう心掛け、意表を突くプレーを得意とする選手もいるという。
3年生は受験準備のため練習に参加できないことも多かったが、ウエートトレーニングなど自主練は怠らなかった。キャプテンの鈴木斗季也君と石川修哉君は「県内で一番、自主練しているチーム」を自負し、顧問の前原康二教諭は「勝つために何が必要か、生徒たち自身で考える自主性を大切にしている」と語る。
11月の県大会決勝の相手は、9年連続出場を目指していた四日市工。昨年の新人戦、今夏の高校総体ともに決勝で僅差負けしていたが、今回は序盤から速攻が決まり、ディフェンスもうまく機能した。これまで中盤に追いつかれることが多かったが、応援も力に変え、最大40点差をつけ97‐62で制した。
選手たちは「初めての全国大会では、臆することなく自分たちが練習してきたバスケットを思い切って発揮したい」と話した。
(2019年12月7日付発行 YOUよっかいち第175号掲載)