三重県は、環境省中部地方環境事務所から11月21日に四日市港で発見された約20個体のアリが、専門家による種の同定の結果、特定外来生物のヒアリと確認されたと発表した。三重県内では初の確認で、外来生物法を所管している中部地方環境事務所は県、四日市港管理組合、港 湾事業者の協力を得ながら、ヒアリ確認地点周辺において、目視やトラップの設置による調査を継続して実施していくという。【四日市港で確認されたヒアリ(三重県提供)】
発表によると、ヒアリは、四日市港霞ヶ浦北ふ頭コンテナターミナル内で発見された。働きアリ約20個体で、環境省の調査委託業者が全て殺虫処理したという。確認地点周辺には殺虫えさを設置している。「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」を所管する環境省(中部地方環境事務所)が専門家へ依頼、ヒアリであることが確認された。
港湾管理者である四日市港管理組合は、関係機関と協力して、周辺施設、港湾関係者への 注意喚起を行っていくという。