落語・演芸の出前、承ります――。四日市市本町で毎月17日に開かれている「ほんまち通り市民寄席」に出演しているアマチュア落語家らが有志のグループ「いせや落研」を結成し、北勢地域の自治会や子ども会、福祉施設の行事などで地域に笑いを届けている。【山本さん(前列右)と川合さん(後列中央)と並ぶ「いせや落研」のメンバー=四日市市本町で】
メンバーは北勢地域在住の小学5年から70代の男女12人。「安楽庵てん助」の名で活動する川合延雄さん(71)(同市まきの木台)の弟子や落語講座の受講生たちで、川合さんに落語を学ぼうと昨年6月にグループを作った。「うまくなるには場数を踏むこと」との教え通り、これまでに100回ほどの公演をこなしてきた。
いなべ市北勢町の「ねむ亭さん楽」こと山本安則さん(65)は「箸が転んでも笑うような良い雰囲気のところでは、自分たちに自信を付けてもらえる」と笑う。川合さんは「『寄席』とは言葉通り、人を寄せること。温かく楽しく笑い、健康になって頂けたら」と話していた。
出前公演は、出演者は1人から3人、時間は30分から1時間程度で、同グループの落語以外にも、大道芸やマジック、ハーモニカ演奏なども可能。
問い合わせは川合さんTEL090-3837-5554へ。