22回目を迎える、いなべ市藤原町古田の薬師山紫光窯での「炎のイベント・窯炎と薪能」が、5月25日(土)午後6時から開かれる。【自然林の中で能を楽しむ人たち=いなべ市藤原町古田で、2018年5月撮影】
今回の演目は、地元児童らの仕舞数席と、狂言「酢薑(すはじかみ)」、能「経政(つねまさ)」。能のシテは喜多流の長田郷さん、狂言のシテは和泉流の佐藤融さん。いずれも人間国宝・長田驍師、佐藤友彦師の子息で、父子での共演となる。
会場となる同窯は、県最北端の山あいにある野外劇場。登り窯と薪の炎が揺らめき、闇の中に浮かぶ能舞台が幽玄の世界を演出する。