四日市市を拠点に活動するサッカーチーム「TSV1973四日市」(渡邉俊介代表)は2019年度から、日本フットボールリーグ(JFL)への昇格やJリーグ加盟への条件となるホームスタジアムの建設を目指し、プロサッカーチームとして活動することを発表した。渡邉代表らが2月14日、プロ化することへ向け、市総合会館で記者会見を開いた。【記者会見でプロ化への思いを話す渡邉代表ら=四日市市諏訪町へ】
同チームは、1973年に県リーグで優勝した三重教員サッカーチームを母体に発足し、94年までに県リーグで9回、県選手権で2回、県社会人選手権で8回など、数々のタイトルを手にしている。93年には東海予選を勝ち抜き、教員チームとしては初めて天皇杯の本戦出場を果たした。
94年、建築会社「マインドハウス」(四日市市九の城町)がメインスポンサーとなり、「マインドハウスティーチャーズクラブ」に改称、地域リーグに参戦。その後、2007年に「マインドハウス四日市」、15年に現在の名称となった。
プロ化にあたり、「地域に根ざしたプロスポーツチームであること」をコンセプトの一つに掲げる。加えて、サッカーだけでなく、他のスポーツ活動との連携を図っていくという。
チームは23年のJFL昇格を具体的な目標として活動していく予定で、育成費や天然芝グラウンドの造成費などの確保に努めていく。渡邉代表は「地域の皆様とともにチームを作り上げていきたい」などと思いを語っていた。