【連載:まちかど博物館散歩】三重県四日市市のタウン紙『タウン情報YOU四日市』

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【ヤママサ水谷製麺所】伝統手法の手延べめん

 四日市市大矢知町の「ヤママサ水谷製麺所」は、手作りにこだわった手延べめんづくりを130年以上前から続けている。一昨年から四日市地域まちかど博物館として公開し、訪れる人たちに伝統的な手法などを伝えている。
 大矢知地域では、明治初期から農業の副業として、冬にそうめん作りが盛んだった。朝明川の水車を利用して地元産の小麦がひかれていたことや、冬に鈴鹿山脈から乾燥した風が吹くことなどがめん作りに適していたからだといわれ、戦後、「ひやむぎ」とともに、地場産業として発展を遂げた。
 ヤママサ水谷製麺所の水谷勝則さん(54)は、「八風街道と呼ばれている道沿いは昭和30年、40年代ごろ、めんが干されている光景が冬場の風物詩となっていた」と懐かしがる。しかし、300軒ほどあった製造者も今では10軒ほどに激減してしまった。
 同製麺所では機械化もされているが、昔ながらの工程で製造。朝方4時ごろから仕込みを始め、出来上がるまでに、ひやむぎで2日、そうめんで3日かかる。地元の九鬼産業のごま油を使うなど原料にもこだわり、つるつると滑らかで、香りのよいめんを作り上げている。
 「地元の人に手間ひまかけためんを知ってほしい。見た目は同じでも食べると違いが分かります」と話す水谷さんは、学習に訪れる地域の小学生に製造工程などを解説することにも力を入れている。


ヤママサ水谷製麺所
【館長】 水谷勝則
【所在地】 四日市市大矢知町244
【開館】 平日午前10時~午後4時(要予約)
【問い合わせ】 電話059-364-1818

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