【連載:まちかど博物館散歩】三重県四日市市のタウン紙『タウン情報YOU四日市』

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夫は「野の花」 妻は「針の花」

菰野町の川北さん夫妻

ササユリに魅せられて

 菰野町菰野の川北安男さん(70)は、ササユリに魅せられて山野草栽培を始め、庭に四季折々の花を咲かせている。
 「ササユリは美しく咲く花の王者だが、下向きに咲く控えめな姿に心引かれた」と話す安男さん。山野草栽培を始めたのは、野草のササユリは栽培が難しいと聞き、挑戦心を揺さぶられたからという。
 安男さんは仕事を辞めた6年前、1本のササユリの苗を購入した。種を取って株を増やし、4、5年かけて花を咲かせた。咲いた株は手入れをすると、その後5年ほどは花を付けるが、やがて球根の寿命が尽きる。毎年最も奇麗に咲いた一輪から種を取り、株を増やしている。他の山野草も1本から増やし、今は全部で300鉢を超えた。

子どものよう

 「山野草は手間も時間もかかるが、芽が出て花が咲くと非常にうれしい。まるで育てがいのある子どものようだ」という。
 ササユリは6月上旬が見ごろ。山野草は初夏や秋の花も美しい。
   ×    ×

古着再生の針仕事

 妻の八重子さん(68)は、古い着物を再生して作った、小物やバッグ、アロハシャツなどの洋服、ミニ着物を発表している。
 八重子さんは「シルクの触った感触や美しい配色の着物は飽きることがない。眺めているだけでうれしくなる」といい、1日8時間以上も針仕事に没頭することもあるそうだ。指ぬきをしたまま外出することもよくあり、「ダイヤの指輪より指ぬきの方が大切です」と笑う。

数え切れない作品

 着物は骨とう市などで買い、柄や色を考えてリメークの構想を練る。夜中に思いつくと眠れなくなり、朝早くから着物をほどき始める。これまで八重子さんが作った作品は数え切れない。「苦労もあったが、いろいろな人に助けられ、今日がある」といい、作品はついつい、人にあげてしまう。
 リメークしたシルクの洋服などは、洗剤などを工夫すれば家庭の洗濯機で洗える。即売もしている。

川工房 野の花
【館長】 川北安男

川工房 針の花
【館長】 川北八重子

【所在地】 菰野町菰野3949-8
【開館】 平日午前9時~午後5時(要予約)
【問い合わせ】 059-391-2682

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