【連載:四日市南署だより】三重県四日市市のタウン紙『タウン情報YOU四日市』

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特殊詐欺に気をつけて

刑事第二課

 今年2年目となる四日市南署刑事第二課長の鈴木です。
 刑事第二課では、詐欺・横領などの知能犯捜査、暴力団を取り締まる暴力犯捜査、覚せい剤や脱法ハーブ、けん銃の摘発等を担当する薬物銃器犯捜査の他、本年度から新たに外国人犯罪を扱う国際捜査も加わっています。

管内で2400万円の被害

 今回はこれらの業務から、大きな社会問題となっている特殊詐欺の発生状況や手口等についてご紹介します。
 特殊詐欺とは、①オレオレ詐欺②架空請求詐欺③融資保証金詐欺④還付金詐欺の振り込め詐欺4類型に加え、⑤金融商品等取引名下の詐欺⑥ギャンブル必勝情報提供名下の詐欺⑦異性との交際あっせん名下の詐欺⑧その他があります。
 2014年5月末現在の県内における特殊詐欺は38件発生し、被害額は合計約3億6千万円に上っています。
 うち、振り込め詐欺4類型に限ると、24件発生し、約9千万円がだまし取られており、振り込め詐欺以外の特殊詐欺では、14件約2億7千万円が被害に遭っています。
 当署管内では今年5月末までに、3件合計約2400万円が被害に遭っており、これら手口について紹介すると、1件目は「株式会社○○○」というHIV予防薬販売会社を装った架空会社のパンフレットを届け、証券会社を名乗る男が被害者に電話を掛けて「申込書にあなたの名前が記載されているので購入資金を送ってもらわないと警察沙汰になる」等と嘘を言って、合計3回に渡り1500万円をだまし取られています。
 2件目は、「株式会社○○○」という架空会社を名乗る男から、「上場が予定されている○○の株を買値で譲ります」等と投資を持ちかけられて、合計8回約300万円をだまし取られた事案です。
 3件目は、典型的なオレオレ詐欺で、息子を装う犯人から電話で「風邪をひいて調子が悪い」等とだまされて600万円の被害に遭った事件です。ここで認識して頂きたいのは、これら3件はいずれも警察への被害届によって把握されていることです。

誰もが犯人の標的に

 つまり実際に被害に遭っても大げさにすることを嫌って、警察への届け出を拒む被害者が多くあること、また犯人からの電話件数は、毎日のように発生している現状を知って頂き、読者の皆さま方には、自分が犯人側の標的にされる確率が、考えているよりもはるかに高いことを認識して頂きたいと思います。被害者の中にはしっかりとした人も多く、一様に「まさか自分がだまされるとは思わなかった」と後悔されていますし、犯人側の手口についてもここで全てを紹介するのが困難であるほど、巧妙に人間の心理をついてきます。
 防衛手段の全てを伝えることはできませんが、ポイントを絞ると①「番号が変わった」「○○警察です。番号は○○番です」等という話は信用せず、必ず自分で番号を調べること②犯人側から伝えられた住所地について、ネット上の地図等を利用して自分で確認してみること③民事裁判の提訴を脅しに使ってくることがあるが、小額(100万円以内程度)訴訟は弁護士等の費用がかかるため通常あり得ないと認識しておくこと④融資申し込み等で、先に現金を要求されれば詐欺と認識すること⑤警察への相談を面倒がらないこと、等です。
 警察は年中無休24時間営業の無料法律相談所です。警察へ足を運ぶことをおっくうに考える方も多くみえますが、もっと身近に警察を置いて頂き、気軽に相談して頂くことを強く望んでいます。

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