【連載:四日市南署だより】三重県四日市市のタウン紙『タウン情報YOU四日市』

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犯罪が起きにくいまちづくり


署長 吉水幸宏

  このたび四日市南警察署長に着任しました吉水でございます。東北・関東地方を襲った大震災のさなかの異動ということであり、緊迫した情勢のなかで着任いたしました。震災で尊い命を亡くされた皆さま方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々には心よりお見舞いを申し上げます。
 さて、「災害は忘れたころにやって来る」と申しますが、ニュージーランドの震災によって自然の驚異におののいているところに国土を襲った大震災。忘れたころどころか、これでもかという追い打ちに、誰もが地震や津波の恐怖にさらされている現実と、自然の威力の前にぼうぜんと立ちすくむ無力感を味わったことと思います。

大きな責務

 そんななかで、被災地での救出・復旧に外国の救助隊なども参加し、その迅速果敢に対応する姿、被災者の秩序正しい姿に、せめてもの心の救いを感じた次第です。
 警察は国民の生命、身体の保護をその重要な責務としていますが、犯罪の防止、治安の維持もまた大きな責務であります。被災地での犯罪などの治安情勢については、詳細は知る由もありませんが、報道によれば、混乱に乗じて、というような者はおらず、地域の方々は冷静沈着、きわめて治安は良好であるというものでした。
 震災という非常事態においても、ルールを守り、他者に援助の手を差し伸べることができるということは、素晴らしい国民性であり、失われつつあるといわれる「絆」であると思われます。

地域の結束

 国民の規範意識の低下、絆の弱体化が、いわゆる「無縁社会」のような社会を作り出し、治安悪化の一要因になっているとも言われています。
 犯罪が起きにくい社会づくりが求められていますが、これは警察の力だけでできるものではありませんし、行政の力だけでも無理なことです。本来、地域が持ちえた力、地域の結束とも言うべき「絆」を強化し、地域の安全・安心は地域自らの手でつくり上げようというパワーが求められると考えています。

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