【連載:悩んでいるお母さんへ 私の子育て体験】三重県四日市市のタウン紙『タウン情報YOU四日市』

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悩んでいるお母さんへ 私の子育て体験㊴

「おかえり」と迎えること
四日市市水沢町 中学校講師 大畑恵さん

 17年前、次男を突然死で亡くしました。その時から、また子どもを亡くしてしまうのではないかと、不安だらけの子育てが始まりました。そんなある日、家から車で10分、5キロほど離れた場所で友だちと遊んでいた当時6歳の長男が突然いなくなってしまったのです。
 友だちや祖父母とともに必死で探しました。周辺のお家、お店も尋ね回りました。1時間くらい経ったころ、自宅から長男帰宅の連絡がありました。私たちの心配をよそに、1人で歩いて帰宅した彼は満足げな顔で言いました。「一度やってみたかったんだ」と。いつも車から見ているだけの風景の中に、その手で触れ、その足で踏みしめたい何かがあったのでしょう。

帰ってくる場所

 その長男も22歳。昨年「学校を休学して世界一周に行ってくる」と言い出しました。どこに行くのか、そこは安全なのか、不安なことはたくさんありました。ただ私にできるのは「いつでも帰ってきていいよ。おかえり」と迎えることだけでした。
 帰ってくる場所があれば、待ってくれる人がいれば、安心して飛び出して行けるはず。たとえどんな姿で帰ってこようとも子どもを信頼し、見守っていきたいと思います。

※YOU編集部では「私の子育て体験」への投稿を募集しています

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