【連載:「ひと」育て 「企業」育て】三重県四日市市のタウン紙『タウン情報YOU四日市』

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【株式会社岩間化学】挑む気持ちを忘れない

プロであることを意識

株式会社岩間化学
浜中俊哉専務取締役

 3年前のリーマンショックから復活したプラスチック製造業「岩間化学」(岩間英二社長)。一時、売上はピーク時の20%まで落ち込んだが、いまでは90%以上にも回復した。その裏には「改善や改革に力を入れ、逆境にも勝つ」社員教育が実を結んだ成果だった。人材育成に取り組む専務取締役の浜中俊哉さんに話を聞いた。
 同社は自動車部品を中心に、各種汎用樹脂の成形から切断・プレス等の2次加工、プラスチック・各種電線のリサイクル加工するモノづくりの会社で、創業は1968年(昭和43年)。

顔つきが変わる研修

 同社が新卒採用を始めたのは3年前。それまでは中途採用が中心だった。
 新入社員研修には浜中専務自身が1週間つきっきりで指導。以前、東京で金融会社の営業担当として働いた経験を生かし、営業ノウハウを取り入れる。ビジネスマナーやメンタル面に関する内容も盛り込み、「大きな声であいさつする」などを徹底的に教え込む。「たった1週間でも顔つきが変わる」という研修の最後は、役員の前での3分間スピーチ。それが終ると感極まって涙を流す新入社員もいるそうだ。
 研修を終え、それぞれの部署に配属すれば、現場では担当者一人ひとりが「プロフェッショナル」であることを意識させる。若手社員が、新入社員に現場の仕事を教えることで仕事に対する意識が変わるという。

挑む気持ちが大事

 会社のホームページ上で公開している自身のブログのタイトルは「日々是挑戦!」。社員へ挑戦する心を持って欲しいと願い、自身もその気持ちを持つことを決して忘れない。
 リーマンショックの時には売り上げが激減、工場が週3日休みということもあった。その時、状況の改善を待つだけでなく、時間があるならと勉強会を企画。鈴鹿市ものづくり支援センターの協力も得た。不安な状況の中でも「自分たちが何かをしなければ」という雰囲気の若手社員たちに頼もしさを感じた。
 また、製造業者の情報交換サイト「NCネットワーク」を活用、新規客の獲得へつなげたことも。若手社員の意識の向上もあり現在はピーク時の9割以上に回復しているという。

震災の支援に尽力

 今年3月11日の東日本大震災のとき、同社は空いていた社員寮を被災者の住居として提供した。
 また、5月下旬には、ボランティアとして宮城県へ。震災から2か月経っても、手がつけられないような状況を見て言葉を失ったが、少しずつ状況が改善する様子に「ちょっとずつ何かをすれば助けられるのでは」という思いを持つように。先月、四日市駅前で開かれたイベント「NGP横丁」では実行委員長として奮闘した。今後も継続して活動をするための挑戦は続く。
 「被災地を見て思ったのは人同士の絆の大切さ。企業においても絆が大事。強いものづくりをするためには人が強くなければ」と熱く語った。

株式会社岩間化学
 【本社】 四日市市貝家町348
 【資本金】1千万円
 【年商】非公開
 【従業員数】63人

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