【連載:「ひと」育て 「企業」育て】三重県四日市市のタウン紙『タウン情報YOU四日市』

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【ミナミ産業株式会社】豆腐ビジネスの花開く

独創性でグローバル舞台へ

 豆腐ビジネスの総合コンサルタント企業「ミナミ産業」の南川勤社長(48)は、29歳の若さで2代目社長に。就任後、独創性のある豆腐製造機械を次々に開発し、世に出し注目を浴びる。今、また世界市場への進出に向け、大きく走り出した。

 大学卒業後、父親の経営する同社へ入社した南川社長。当時の会社はヒット商品もあったが販路拡大に対応が追いつかずクレームが続出、協力会社の造反や役員の急逝なども重なり、従業員の士気も下がり、崩壊寸前の会社をまとめるために父親からバトンを引き継いだ。引き継ぎ後もバブル崩壊で大口取引先の破綻や豆腐メーカーの廃業倒産が相次ぎ経営危機が続いた。
 そんな時、「大田区の小さな町工場が製造する商品が世界でもトップシェアを誇る」という新聞記事を目にして大きな衝撃をうけ「独創性を活かしてニッチトップを目指す」基本戦略が生まれた。「(私には)父親から受け継いだ会社の持つ豆腐製造機械の開発技術がある」と確信し、農学博士を技術顧問に迎え、従業員一丸となって豆腐を中心にした製造機械の開発が始まった。
 その後、おからの出ない大豆丸ごと豆腐製造プラント、万古焼と連携して豆腐ができる「萬来鍋」など新商品を次々に開発し、2009年これらの取り組みが「元気なモノ作り中小企業300社」「食品産業技術功労賞」などを受賞し更なる飛躍へとつながった。

SNS有効活用

 本社事務所は工場(四日市市白須賀)とは距離があるため、部署が違えば顔を合わさない日もある。過去にコミュニケーション不足で仕事の連携が上手くいかないことも経験してきた。そこでインターネットを活用した社員同士のコミュニケーションを推進。現在は社員全員がSNSサイト「Face book」を利用。情報を共有し合うことで、風通しをよくして一体感をつくり上げるように働きかけている。

変化に対応する

 同社には製造、開発など部門ごとに専門知識を持った人材が集まる。世界を舞台に活躍出来る人材を育成するため、海外の展示会には出来る限り社員を連れて行く。最近では台湾の展示会に足を運んだ。海外のビジネスマンを相手に商品説明をさせ、現場の空気に慣れてもらう。現状維持に甘んじず常に危機感を持って行動する意識を持たせる。日々、変わる社会の状況に、いつ何が起きても対応できる対応力を身につけてもらうためだ。
 また、社内には子育てをしながら勤務する女性がほとんどである。女性ならではの目線を商品に取り入れるなど、アイデアを出しやすい環境を心掛ける。全員が会社の事業の「当事者」であることを意識付けている。

復興支援にも力

 南川社長は、三重県中小企業同友会北勢支部の会員企業で立ち上げたNGP(日本をちょっと元気にするプロジェクト)の発起人の一人。震災前から岩手県の黒川食品、宮城県の北上食品と取引があった。
 復興支援のために具体的な方法はないかと先方と協議を重ねた結果、協力業者らとともに販売協力を「応援買い」という形ですることに。豆乳やあぶら麩など東北のものをメニューに使ってもらえるように飲食店への営業に力を入れている。

ミナミ産業株式会社
 【本社】四日市市東新町3-18
 【資本金】1千万円
 【年商】年商 4億8千万円 
 【従業員数】 20人(2011年10月1日現在)

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