【連載:「ひと」育て 「企業」育て】三重県四日市市のタウン紙『タウン情報YOU四日市』

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【プロキリティ インターナショナル(株)】気遣いを忘れてはいけない

日本でのビジネスの夢広がる

 2年前、四日市市日永西にインド・ネパール料理「プロキリティ」を開店させたネパール人、ギミレ・ビスヌ・プラサドさん(33)は今、3店舗を経営するプロキリティ インターナショナル株式会社の社長。来日6年目にして、文化の違いを乗り越え、客の心を捉えたギミレさんのビジネスの秘密を探った。

日本でビジネスを

ネパールのチタワン市の出身。インド・ネパールでも飲食店の経営に携わった。しかし、政情不安定な母国に不安を抱き、海外でビジネスをする事を決意。アメリカやヨーロッパ諸国の情報も集めたが、治安や規制などを考え、日本をビジネスの舞台に選んだ。

文化の違いに悩む

 母国に妻と当時3歳の娘の2人を残して来日。知人を頼って仙台や東京で仕事を始めたが、来日前に覚えた日本語は「ありがとうございます」「こんにちは」ぐらい。言葉の壁や文化の違いに悩んだ。言葉の壁に悩み、仕事の忙しさで体調を崩したこともあった。
 そんな辛い時期を救ってくれたのが、来日間もない時に出会った日本人の友人たち。休日に食事を共にしたり、出掛けたりして、言葉や文化を教えてくれた。

四日市に1号店

 名古屋で働いていたとき、周囲の人から「(ギミレさん)自身が店を開いたら」と言われ、これまでの貯蓄と友人たちからの援助で1号店を開いた。
 現在、四日市市に2店、名古屋市に1店を持つ。スタッフ15人の内9人がネパール人。母国では飲食店の経験はあるものの、ギミレさんと同じように言葉や文化の違いに戸惑うスタッフたちのために、厨房には日本語とネパール語の意味を書いたメモを貼る。それを覚えたスタッフが、次のスタッフに教える。

スタッフの教育

 自らが指導する部分もあるが、スタッフ同士が伝え合うことで、一人ひとりが日本で仕事をしていくための言葉やサービスを身につけることを目指している。
 ギミレさんは「日本のサービスの良さは、世界トップクラス。料理がいくら良く出来ても、また来たいと思ってもらえることが大切。来店から退店まで、気遣いを忘れてはいけない」とスタッフに言い聞かせているという。

広がる夢と交流

「お客さんとして来店した人でも友人になり、交流が広がった。店には『料理を味わうにはもちろん、友だちになりに来てもらうくらい気軽に来てほしい』とスタッフ全員で頑張っている」と話す。
今、ギミレさんは母国に9歳の娘を残し、日本に呼び寄せた妻と来日後に誕生した二女の3人暮らし。スタッフの教育に力を注ぎ、スタッフと家族が力を合わせて、景気低迷が続くなかでも、店舗を増やすことや、新規事業などへの挑戦を止めない。

プロキリティ インターナショナル株式会社
本社所在地/四日市市日永西2丁目19―10
資本金/500万円
年商/6800万円

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