【連載:「ひと」育て 「企業」育て】三重県四日市市のタウン紙『タウン情報YOU四日市』

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【森欽窯業株式会社】古き良きに学ぶことあり

森純孝会長

 総合型フィットネスクラブ「オリンピアスポーツクラブ」を運営する森欽窯業株式会社の森純孝会長(68)(同クラブ理事長)。23年前、160年以上続いた陶器輸出業からスポーツ健康企業へと転身させた。その森会長は今、自身の経験を元にした中小企業の若手経営者に向けた著書を執筆し、次世代へ経営のノウハウを伝えることに力を入れている。

事業転換のきっかけ

輸出業をしていた会社が危機に陥ったとき、5代目社長として決断したのは「事業転換」。交流のあったアメリカ人から、米国ではフィットネスが文化として根付いていることを知った。「日本でもそんな時代が来る」と信じ、“未知の領域”スポーツ健康分野への転身を決意。自ら厚生労働省認定の健康運動指導士の資格を取得、現場に立った。

変化する要望に応える

 施設にはジム、スタジオ、プールでバリエーション豊かなプログラムがそろう。トレーニングだけでなく、東海地区初のスパやジャグジー、露天風呂などリラクゼーション施設も充実。「求められることはめまぐるしく変化する。それに対応してこそ、会員の方に満足を提供できる」と敏感であることを勧める。
 業務の中でも特に重要視するのは掃除。「1に掃除、2、3も掃除。見えない所にも手を届かせ、きれいにする。その考えが業務に生きてくる」と従業員教育を徹底している。
 また、社員には「孝行」や「辛抱強く」といった昭和初期の小学校教育を取り入れている。それは「古き良き時代の精神から学んでほしい」との思いから。現代社会では学ぶことがなくなったことを見つけ、知ることが出来るという。

中小企業の若手経営者へ

 中小企業の若手経営者に向けた著書「中小企業オヤジのサバイバル~事業転換」の執筆を、昨年9月から半年間かけて書き上げた。「結果の数字をどう読むかが大事」「3年は他人の飯を食え」など自身の経験を元につづった内容。中には「好きなスポーツを必死に」「酒を飲み過ぎない」などユーモアを交えた部分も。また、ダーウィンの進化論を引き合いに出し、「変化する」ことの大切さを説いている。
本は手帳サイズ、120頁建て。7月末発行の予定だ。森会長は「変化できない人が多いから。強く、賢く、変化できてこそ経営者として成長できる」と熱く語った。

森欽窯業株式会社
本社所在地/四日市市末永町8の33
資本金1千万円
従業員数104名(7月1日現在)

岩手県の被災地を訪問

 6月上旬には、東日本大震災で大きな被害に遭った岩手県の5市町を訪問。震災から3か月経っても、ボロボロになった車やがれきの山が片付いていない惨状を目の当たりにした。
 その思いが、今月18日に500円で同クラブスポーツ施設を開放するというチャリティーイベントにつながった。当日の収益は現地を訪問した時に世話になった三陸鉄道に直接寄付するという。
 森会長は「場所は違っても、同じ地域の中小企業として、出来ることをしていきます」と話した。

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