【連載:「ひと」育て 「企業」育て】三重県四日市市のタウン紙『タウン情報YOU四日市』

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顧客の目線で提案を 地域に根ざした専門家

来店型保険ショップを運営
株式会社ネオライフプランニング 橘定拡社長

 会社が多くの人材を育て、会社自身をより高みへと発展させていく手法は、そのことを考える経営者の数だけ存在する。現在躍進を続ける企業は、どのように人材を育てているのだろうか。戸別訪問ではなく、顧客が店を訪れる「来店型」の保険ショップ「うちでの小槌」を始め、東海3県で保険・住宅ローン代理店などを運営するネオライフプランニングの橘定拡社長(50)に、人材育成の考え方を聞いた。
 1996年に新保険業法が施行され、保険業界では規制緩和や多くのルール変更が行われた。保険商品や保険料率は認可制から届出制に変わり、生命保険と損害保険の相互参入が可能に。また、一定の条件を満たせば1人で複数社の保険商品を取り扱うことができるようになった。
 当時、大手保険会社の人材育成を担当していた橘社長が独立を考えたきっかけは、この法改正にあった。「このまま1社専属でやっていくか、顧客の目線でさまざまな商品を扱えるプロとして独立するか」。答えは後者。数人の社員とともに地道な営業を続け、徐々に顧客を開拓していったという。
 生命保険は、人生のうちで住宅の次に大きな買い物ともいわれる。「必要なお金が、必要な時、必要な分あれば、心豊かな人生を送れる」。そんな人を少しでも増やすため、何でも願いがかなう「うちでの小槌」を店名に冠し、四日市店が2007年にオープンした。

形のない商品

 インターネットやテレビなど、いくつもの手法で保険商品の情報が入手できる現在、それらを客観的に比較する専門家がいれば、誰もが自分の都合のよい時に店舗へ出向き、相談できる。橘社長は、来店型ショップのスタイルが、今後の保険代理店の主流になっていくと考えている。
 「刻一刻と変わる商品を常に勉強し、顧客のために組み合わせて提案する仕事。商品の特性を見ただけで、提案できる顧客の顔がすぐ思い浮かぶかどうかが勝負」という橘社長。形のない商品を売る難しさの中に、プロとして必要な心構えが表れる。各事業所ではスタッフ全員が毎朝、「私は素晴らしい人生を築き上げる能力がある」などの心構え5か条を唱和している。
 新卒の内定者には、月4時間の講習や研修、プレゼンテーションを入社前に経験してもらい、即戦力となれるようモチベーションを高めさせる。既に活躍している先輩社員にとっては、良い意味でのプレッシャーにもなっているという。

実務経験を

 今後は、住宅ローンや生命保険など、一世一代の大きな買い物を1か所でできる店舗づくりを進めていく他、10年後には、資格取得だけでなく実務経験も積める専門学校の設立を目指す。「国内では金融のスペシャリストが育ちにくい環境。新卒、社会人に関係なく、金融機関や保険会社が求める最適な人材を育成できれば」。橘社長の下からは、地域に根ざした保険の専門家が今後も輩出され続けるだろう。
     ◇
株式会社ネオライフプランニング
 本社所在地/名古屋市中区栄3‐18‐1 ナディアパークビジネスセンタービル18階
 資本金/1千万円
 従業員/13人(直接雇用社員のみ、2011年2月現在)
 売上高/2億2千万円(10年3月現在)
保険選びの専門店うちでの小槌四日市
 所在地/四日市市西富田町249‐12 フレスポ四日市富田2階

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