【連載:子どもの本を読む】三重県四日市市のタウン紙『タウン情報YOU四日市』

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こねこのハリー

メアリー・チャルマーズ/作
おびかゆうこ/訳
福音館書店
700円(税別)

子どもの本専門店 メリーゴーランド
〒510-0836 四日市市松本3-9-6
Tel 059-351-8226
Fax 059-351-3472
営業時間 10:00~19:00
火曜定休 

 小さな絵本が好きな子が多い。持ち運びができるからかな。ま、子どもの肩幅を考えたら、小さいということはいいことなのか、とも思う。
 もちろん、カラフルな「うさこちゃん」のシリーズや「ピーター・ラビット」のシリーズも人気だが、近ごろ、この「こねこのハリー」も人気がある。全部で4冊出ているのだが、これは1冊目。
 白地にえんぴつの線画とうすいブルー1色で描かれた、おしゃれな、大人の手のひらサイズの絵本である。
 散歩中、お母さんがおしゃべりしてる間に、高い屋根に登って降りられなくなったハリー。とうとう消防車が出動し、ハシゴ車で助けられるのだが、なかなかお礼の言えないにハリーに、おかあさんはしびれをきらせて、先に行ってしまう。しかし、その後のハリーの行動に、読者は思わず、笑ってしまうのだ。
 なんとも心がほっこりする、小さな一冊。


 いやはや、めんこい絵本が出た。〈めんこい〉という言葉は北海道で知ったんだけど、〈かわいい〉という言葉より、もっと小さくて、もっとかわいい感じなのだそうである。
 だったら、まさにこの『こねこのハリー』は、めんこい一冊なのだ。
 鉛筆で描かれた、やわらかくてあたたかい線画。けれど、お母さんのスカートや野に咲く花にちょっとだけ淡いブルーを入れてある。そこがなんともいえない味わいになっている。
 子猫のハリーのやんちゃな行動に、読んでいてハラハラしながら、それでも口元がゆるむほどいい空気が流れる。手のひらサイズなのも、とてもよい。
 アメリカの絵本で、タイトルは『THROW A KISS,HAPPY』、「ハリー、なげキッスしなさい」とでも訳すのだろうか、とにかく、このハリーのなげキッスに魅せられた人は、この小さなハリーのシリーズ四巻を全部買ってしまうだろうね。

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