【連載:子どもの本を読む】三重県四日市市のタウン紙『タウン情報YOU四日市』

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『カイサとおばあちゃん』
 
岩波書店 1890円
リンドグレーン 文
ニイマン 絵
石井登志子 訳
  忘れちゃいけない子どもの元気の素。それはリンドグレーンの描く世界の中の子どもたちだ。自由でめちゃくちゃで、大人顔負けのしっかり者たちだ。もちろん、『長くつ下のピッピ』や『名探偵カッレくん』は、ずっと子どもたちに愛されてきた主人公だし、『やかまし村の子どもたち』はみーんな、その元気の素を持って登場してくる。
  この『カイサとおばあちゃん』は日本で新しく紹介されたリンドグレーンの一冊である。だからとてもうれしいのだけど、なんと1950年にスウェーデンで出版されたものなのだ。いまだに、親子孫の三世代で読みつがれている名作なのは、読んでみれば納得できる。
  リンドグレーンは、いつも貧乏や病気や孤独の中にある子どもたちに、さりげなく光をあてるやさしい作家なのだからだ。
  このカイサも、クリスマスのための紅白の棒あめを、おばあちゃんのかわりに売りに行く。「まったく、あきれるわ、こんな小さな子どもを広場に立たせるなんて。」という声にカイサは「おばあちゃんにたのんで、やらせてもらってるの。」と答える。
  もちろん、おばあちゃんは病気で、クリスマスを祝うお金もないのだった。
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