【連載:子どもの本を読む】三重県四日市市のタウン紙『タウン情報YOU四日市』

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『ゆきだるまはよるがすき!』
 
『ゆきだるまはよるがすき!』
評論社 1365円
キャラリン・ビーナー 文
マーク・ビーナー 絵
せな あいこ 訳
  ページをめくると、いきなり男の子が雪の玉をころがしている。「よいしょ」と雪の玉を重ねたところで、タイトルが描かれている。男の子は笑っている。白い雪、青い空、そう、雪だるまには青い空がにあう。
  ところが、朝になると、雪だるまは様子が変わっている。帽子はずり落ち、木の枝のうでも、ニンジンの鼻もだらりとしている。いったい夜のあいだに何があったんだろう?
  この絵本の気持ちよいところは、各ページに、夜を楽しむたくさんの雪だるまたちが描かれているところだ。月あかりの下で野球をしたり、そりあそびをしたり、大はしゃぎなのである。もちろん、あそびつかれて、朝にはぐったりして、みんなもとの場所に帰る。
  だから、口や鼻が、まがっていても、それは楽しい夜をすごした証拠なのだ。
  そうそう、この絵本にはもうひとつの楽しみがある。どのページにも、かくし絵で、ねこ、うさぎ、サンタの顔、ティラノサウルスがいるのだ。雪の中、木の枝のかげ、空や雲や街の中をよーく眺めてみると、「ええっ!こんなところにも…」と、みんなで探して楽しめる。
  子どもにとって夜から朝の時間の中には、不思議なことがいっぱい隠されているのだろうな。
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