【第137号(2017年11月4日発行) 3面】三重県四日市市のタウン紙『タウン情報YOU四日市』

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第137号(2017年11月4日発行)記事 3面

もみ殻でつくり出す世界 造形作家・中西雄一さん


もみ殻を使った作品を紹介する中西さん=四日市市山田町

目立たぬ存在を主役に

 昨年初めて応募した「みえ県展」工芸部門で岡田文化財団賞を受賞し、今年は最優秀賞を受賞した、鈴鹿市の造形作家、中西雄一さん(35)の作品展「モ・ミ・ノ・チ・カ・ラ 中西雄一展」が、11月1日(水)から12日(日)まで、四日市市山田町の小山田美術館で開かれている。入場無料。
 中西さんは社会福祉法人「青山里会」が同美術館近くで運営する「才山工芸村」のスタッフ。「役目を終えたもの」を創作のコンセプトに、今回目を付けたのは「もみ殻」だった。日本では昔から肥料や燃料として使われているが、決して目立つことはない。「あえてその存在をアピールしたかった」。
 土に混ぜて球や立方体に成形し、窯で焼き上げると、もみ殻の跡が付き味わいのある表面になるそうで、また表面全体をもみ殻で覆ったものも。こぶし程度から直径40センチほどのものまで、さまざまなサイズの作品を並べ、2階フロアの空間を一つの作品として表現している。


さまざまな表情の「まねきネコ」=同

まねきネコ展も

 会期中、同美術館では、工芸村で作陶を楽しむ福祉施設の利用者や地域住民ら15人が制作した「シリーズむらびと展 まねきネコ」も開催。思い思いの作り方で生まれた表情の違う多数の「まねきネコ」が1階で来場者を迎える。指導する陶芸家の林克次さん(74)は「美術館の木造の雰囲気も加わり、面白い展示に仕上がった」と話した。
 時間は午前10時から午後4時まで(最終日は同3時)。6日(月)は休館。
 問い合わせは同美術館 電話059・328・2543へ。

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【プラチナらいふ】笑顔になれる 革や布の作品

三重 堀田澄子さん(72)

 革を使ったかばん作りは40年、古布を使って描く布絵歴は30年になる。
 アップリケ作家・宮脇綾子さんの作品に感銘を受け、のめり込んでいった。「自由に、気ままに」の思いから、あらゆる本を読み、独学で技術を身に着けた。以前から革細工をしていたため、手作業は得意。着物や布団、おむつの布をさまざまな作品に生まれ変わらせてきた。
 躍動感があったり風情があったりと、作品が醸し出す雰囲気はさまざま。1日でできたものもあるが、完成までに1か月以上かかることも。「電車に乗っている時やおしゃべりしている時にテーマが浮かびます。世の中に一つしか作らないがモットー」。
 年2回は個展を開く。来場者からは「堀田さんの作品を見ると明るい気持ちになるわ」といううれしい反応も。暗いニュースがあるたびに思う「自分の作品を見て自然に笑顔になってもらえたら」と思いを込める。
 今後の夢は、思い出の布を譲り受け、違う形で側に置いてもらえるような作品を贈ること。「布にこもった思い出やその人の歴史、いろんな感情を形に残していけたら」と目を細めた。

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※掲載内容は取材時によるものです。詳細は、各施設・店舗にお問い合わせください。

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