【第135号(2017年9月9日発行) 1面】三重県四日市市のタウン紙『タウン情報YOU四日市』

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第135号(2017年9月9日発行)記事 1面

58年前の記憶 将来に役立てて 「その時、どうするか」






(上から)富田浜港に打ち上げられた漁船、浸水した東洋町(現・富州原町の一部)の商店街、倒壊した富田浜町の家屋(市防災教育センター提供、3枚とも)

伊勢湾台風の甚大な被害

 1959年9月26日、県内を中心に甚大な被害をもたらした伊勢湾台風。四日市市内でも大きな被害があり、その時に体験したことを現在・将来の防災意識向上に役立ててもらうため、2人の体験者に話を聞いた。

今も脳裏に焼き付く 不気味な台風の「臭い」
南富田町・高田きみよさん

 「伊勢湾台風が来る前と同じ臭いだ」。全国に被害をもたらし、四日市市内でも避難情報が出た今年8月の台風5号が接近した際、四日市市南富田町の高田きみよさん(68)は、小学4年の時に経験した伊勢湾台風を思い出していた。
 当時は父親の勤める会社の朝日町の社宅に家族5人で暮らしていた。雨が降ったり止んだり、台風が上陸した日は朝から天気が不安定で、「不気味さが漂っていた記憶がある」という。上陸後に次々と恐ろしいことが襲い掛かる。夜が更けていくとともに雨も風もすさまじい音を立てる。家のガラスが割れ、吹き込む激しい風。更には壁も壊れた。

光のない避難路

 「もうだめだ、ここから逃げよう」。家族5人で避難することにした。吹き荒れる暴風雨の中、父親の雨がっぱに潜り込んで逃げた。光のない真っ暗な中、避難への道は険しかった。あぜ道で誰かが溝にはまり、流されていくような気配があった。「大丈夫か」とさけぶ男の人の声が耳に入ってきた。
 台風が過ぎ去った後の様子は今も生々しく脳裏に焼き付いている。周囲には家畜として飼われていたであろうニワトリや牛の死骸が散乱していた。堤防には、むしろをかぶせた「子どもは見てはいけない何か」が並んでいた。当時は見てはいけないと言われ、言うことを聞いていたが、それは台風によって命を落とした人たちの遺体だったと後に知る。
 現在は四日市市防災教育センターで清掃員として勤務する。同センターであった水害のパネル展で、水害の様子に見入った。当時のことを強く思い出した瞬間、「やはり備えは大事だ」と強く感じた。記憶にあるのは、伊勢湾台風が上陸する前に感じた「何とも言えない臭い」。台風5号の際には周囲に「伊勢湾台風と同じ臭い。大きい台風」と注意を促した。
 自宅には飲料水やタオル、懐中電灯など災害への備えを忘れない。本やテレビなどで防災について学び、ホームセンターでも災害対策コーナーは常に気にしている。「自然災害、その時自分がどうしないとだめか、考えることが必要ですね」と話していた。【13面に続く】

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【ゆあすまいる】技術磨き 彩り添える


梶田真理さん(21)

 「お客さんの『ありがとう』や『おいしかった』は本当にうれしい」。四日市市西坂部町の「ケーキ クパージュ」で働いて4年目。主に販売と製造を担当している。
 働きだしたころは、思っていた以上に力仕事が多いことに驚いたが、今ではすっかり慣れたという。効率よく仕事が進むよう時間には常に気を配り、速く丁寧に仕上げる技術を磨く。人気メニューの盛り付けも担当し、彩り鮮やかな出来映えは好評を得ている。
 普段は愛猫とのひとときが癒やしの時間で、「将来は猫カフェをしてみたい」という思いも秘めている。休日には友人と出掛けたり、時には“一人カラオケ”でリフレッシュすることも。「行ってみたいのは沖縄。もちろん海で遊びます」と目を輝かせた。

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※掲載内容は取材時によるものです。詳細は、各施設・店舗にお問い合わせください。

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