【第134号(2017年8月5日発行) 8面】三重県四日市市のタウン紙『タウン情報YOU四日市』

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第134号(2017年8月5日発行)記事 8面

【子ども、今どきの事情】親子の会話大事に 子どもの変化見て


補導は減少も 再犯率高く

 「今どきの子どもって……」と思ったことがある方は多いのではないでしょうか。学び方や生活、事情も違えば感じ方も違う、そんな現代の子どもたちを取り巻く環境を取材しました。
 進路やスマホとの付き合い方など、身近なことから、警察に聞いた少年少女の非行のことなど、多方面から子どもたちの今を見つめてみませんか。
 また、この夏、大舞台へ臨む頑張る小中生たちの一生懸命な姿も取材しました。

 少年少女による非行や不良行為はどんな現状か、四日市南警察署生活安全課に、県内・管内の状況について聞いた。
 2016年に県内で犯罪行為などにより検挙・補導された非行少年少女は368人で、前年の487人から119人減少。同署管内では49人と、前年の66人から17人減少した。49人のうち最も多かったのは万引き、オートバイ盗などの「窃盗犯」が約7割を占め、中高生の割合が7割を越えていた。
 喫煙、飲酒、深夜徘徊などの不良行為で補導されたのは県内で2886人と、一昨年(5061人)から2175人減少。同署管内では前年(631人)の半分以下となる300人に減った。この300人のうち、深夜徘徊が約6割、次いで喫煙が約3割を占め、高校生が118人と全体の約4割だった。
 同署の担当者は「過去10年間、県内では一貫して減少傾向が続いている」と話す。非行による検挙・補導は減少傾向だが、再犯者率は30%を超えているという。警察では、不良行為で補導した際、口頭での注意だけでなく保護者へも連絡している。
 同署担当者は「親子の会話を大事にし、子どもの変化や状況をしっかりと見ていてほしい」と話していた。

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【子ども、今どきの事情】スマホ・タブレット 安全な利用呼び掛け


子ども・保護者の注意点は

 スマホ依存やネット炎上などの危険を考えよう―。イベントや中学校への出張講座などでスマートフォンやタブレットの安全な利用を呼び掛けているNPO法人愛マムズIT倶楽部の佐藤美保子代表=写真=に、子どもや保護者が気を付けるべきことを聞いた。
 中学校での講座では、生徒たちが「文化祭や体育祭の動画をウェブ上にアップするのは、良いか悪いか」を話し合うなど、考えることに重点を置く。インターネットに接続し利用する便利なツールだからこそ、画像や動画を掲載する際は「本当に良いのか」を判断する必要があると伝える。
 保護者に向けては、フィルタリングサービス利用の必要性を強調する。契約者が誰になっているかをはっきりすることも、安全に利用するためのポイントだという。
 「スマホは電話ではなく、パソコンと同じ。たくさんの機能、情報があることを子どもに伝えてほしい」と語る佐藤代表。「覚えのない料金の請求など、不審なメールを受けたりした場合は、自分で解決しようとせず大人に相談してほしい」という。
 近年、ウェブサイトやSNSでポイント交換などを条件に個人情報を引き出そうとするケースも多く、「楽しそうだから、という理由だけでアクセスする危うさを子どもたちには伝えなければならない」と、同法人では子どもを守るための情報をスマートフォンアプリ「LINE@」で配信している。
 佐藤さんは「子どもたちに『面白いことをアップするのは危険なこと』という意識を持たせてほしい。実際に起こった事例などを基に話し合うことを勧めます」と話していた。

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【子ども、今どきの事情】未成年の被害防止へ サイバーパトロール


危険な情報への危機感を

 インターネットに起因した犯罪被害に遭う未成年が全国的に増加するなか、従来のような街頭での補導などでは被害防止は難しさを増す。警察では、インターネット上の不適切な書き込みなどを探す「サイバーパトロール」を展開している。
 「下着売ります」といった内容や、児童買春などを求める「援助交際」など、不適切な書き込みを発見した場合、SNSや電子メールなどで交信して実際に少年少女と接触し、被害防止に努めて注意と指導を行い、保護者への連絡をしている。
 四日市南署の担当者は「スマートフォンなどの普及で、情報は簡単に手に入るようになり、危険な情報に接しても危機感が全くない場合もある。家庭内で話し合い、使用するルールなどをしっかり決めてほしい」と話していた。

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【子ども、今どきの事情】不安が生む不登校 焦らず進路選びを


通信制高校の可能性

 2014年度、全国の小中学校の不登校児童・生徒は約12万3千人、高校は約5万3千人で、小中学校では学年が進むにつれて増加し、中学3年生が最多となっている。第一学院高等学校四日市キャンパス(四日市市鵜の森1)の中村龍彦キャンパス長=写真=に、不登校の理由や進路の可能性などについて聞いた。
 不登校の理由は大きく「学校生活」「家庭生活」「本人の問題」の3つに分けられ、「学校生活」では、友人関係を巡る問題、学業の不振が多く、「家庭生活」では親子関係を巡る問題、「本人の問題」では情緒的混乱や無気力などが挙げられる。特に中学3年生は高校受験という大きな挑戦が控えているため、更に不登校への心配が募る時期でもあるという。
 「しかし、焦って行動することはありません。一昔前と違い、全日制高校へ進むだけが進路ではありません。通信制高校という選択肢もあります」と説明する中村キャンパス長。文部科学省の「学校基本調査」によれば、13年度の通信制高校の学校数は221校(うち私立144校)、生徒数は18万5589人(うち私立11万585人)となっており、通信制高校全体の生徒数は増加傾向にある。
 中村キャンパス長は「通信制高校を進路の選択肢の一つに入れることは、特別なことではなくなってきています。その中でも、通信のみで勉強するのではなく、柔軟なカリキュラムで学習し、通学できる通信制高校を選択することが、大きく可能性を広げることにつながるでしょう」と語った。

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※掲載内容は取材時によるものです。詳細は、各施設・店舗にお問い合わせください。

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