【第133号(2017年7月8日発行) 7面】三重県四日市市のタウン紙『タウン情報YOU四日市』

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第133号(2017年7月8日発行)記事 7面

【ピンクリボン】女性に多い病気・リウマチ 症状は


山本竜大医師

専門医・山本竜大医師に聞く

 比較的女性に多く発症し、産後や不妊治療で発症することもあるため専門的な治療が必要な「リウマチ」。7月から毎週火曜に「リウマチ・総合内科」外来を新設する慈芳産婦人科(四日市市ときわ、芳岡三伊院長)で治療を担当する、東邦大学医療センター大森病院リウマチ膠原(こうげん)病センター助教の山本竜大医師(39)に話を聞いた。

 ―「関節リウマチ」とはどのような病気ですか

 関節リウマチ(以下「リウマチ」)は主に手足の関節が腫れたり痛んだりする病気です。進行すると骨や軟骨が壊れて関節が動かせなくなり、日常生活が大きく制限されます。炎症は関節だけでなく、目や肺などの全身に広がることもあります。

 ―なぜ炎症が起こるのですか

 人の体には、細菌やウイルスなどの外敵から体を守る仕組み(免疫)がありますが、この仕組みが異常を起こし、関節を守る組織や骨、軟骨を外敵と見なして攻撃し、壊してしまうのがリウマチです。原因はまだよく分かっていませんが、細菌やウイルスの感染、過労やストレス、喫煙、出産やけがなどをきっかけに発症することがあります。

 ―リウマチ患者はどのくらいいますか

 日本のリウマチ患者数は70万人とも100万人ともいわれ、毎年約1万5千人が発症しています。年齢別では30代から50代で発症した人が多く、男女比では人口千人あたり女性5・4人、男性1・1人と女性に起こりやすい病気でもあります。

早期発見、治療開始を

 ―どのような症状が出ますか

 リウマチのかかり始めには、熱っぽい、体がだるい、食欲がないなどの症状が続いたり、朝方に関節の周囲がこわばることがあります。その後、小さな関節が腫れ、やがて手首やひじ、肩、足首やひざ、股関節など全身の関節に広がっていきます。

 ―受診するタイミングはいつですか

 下欄のチェック項目にある症状のうち、いくつか該当するものがある、健康診断でリウマチ因子が陽性と言われたことがある場合、また血縁者にリウマチや膠原病を発症している人がいる場合は、一度精密な検査を受けることをお勧めします。

 ―どのような治療を行うのですか

 抗リウマチ薬を用います。以前の治療は、薬で炎症や痛みを抑えたり、手術で取り除いたりするしかありませんでした。しかし、メトトレキサートや生物学的製剤などの優れた治療薬の登場により、炎症や痛みを抑えるだけでなく、病気の進行を食い止めて関節が破壊されるのを防ぐことが可能になりました。早期に発見して治療を開始すると、生活の質を落とさずに済みます。ささいな心配事が大きな病気につながっていることもありますので、ぜひ一度、専門医に相談してみてください。

チェック項目
□風邪の症状がないのに発熱が続く
□関節や筋肉が腫れたり痛んだりする
□朝、手足がこわばって動きが悪い
□身体がだるく、体重が減少する
□顔や身体や手足に皮疹が出る
□寒さで手足が白くなったり冷えたりする
□口が渇いたり、口内炎を繰り返す
□目が乾いて目薬が手放せない
□海水浴後や妊娠・出産後にこれらの症状が出た

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大切な人のケア考える機会に 23日「在宅フェア」


 在宅療養の啓発に取り組む四日市市浮橋の市民団体「明日の地域医療を考える住民の会・あした葉」は、7月23日(日)午後1時から同4時まで、同市安島の市文化会館第2ホールで「第4回在宅フェア ザ!ざいたく!!」を開く。
 第1部では、一般社団法人ホームホスピス協会理事長の市原美穂さん(宮崎市)が「住み慣れた地域で安心して暮らすには」と題して基調講演する。同市内の空き家を利用しホームホスピス「かあさんの家」を運営する市原さんは、そこで過ごす高齢者たちの日常生活から最期を迎えるまでをケアする様子を話す。また、講演前には同施設をモチーフにした寸劇を「あした葉」の会員が披露する。
 第2部は、四日市大学の松井真理子教授が指導するゼミの学生が、市内の地域サロン活動について報告。学生の目線で、羽津地区の「さろんde志?我野」、橋北地区の「ニコニコ共和国」、川島地区の「ちょボラかわしま」を紹介する。
 同団体会長を務める看護師の伊世利子さん(56)=写真=は「親や自分、大切な人の最期をどう過ごすか、考えるきっかけになれば」と話している。
 申し込み不要。参加費は資料代として300円。
 問い合わせは伊世さん 電話090・8325・8816へ。

【未病への旅】夏の養生

 梅雨が明けると、暑い夏がやってきます。海や山へと、行楽にうれしい季節です。しかし近頃は、外は暑いのに「手足がいつも冷たい」「体もだるいし、胃腸の調子がいまひとつ……」、そんなお悩みをよく耳にします。冷房、冷たい物の取りすぎ、薄着など、知らず知らずのうちに体を冷やしすぎているかも。今回は夏の養生のお話です。
 暑い夏は、汗をきちんとかくのが自然なこと。汗には、体温を整えたり、新陳代謝を高めたりする働きがありますので、上手に汗をかく自然な暮らしを心掛けたいものです。
 また、暑さと付き合いながら、冷えない体づくりが大切です。緑茶やウーロン茶には体を冷やす作用がありますので、夏の飲み物としておすすめです。
 サラダや冷ややっこなどの冷たい料理には、ミョウガ、シソ、ショウガなどを添え、冷えを和らげてください。更に夏の養生としておすすめのツボに「足三里」があります。膝蓋骨(ヒザの皿の骨)の外側から約10センチ下にあります。親指で軽く円を描くように指圧すると、胃腸を調え夏バテ予防にも効果的です。(鈴鹿医療科学大学保健衛生学部鍼灸学科 浦田繁)

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※掲載内容は取材時によるものです。詳細は、各施設・店舗にお問い合わせください。

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