【第132号(2017年6月10日発行) 13面】三重県四日市市のタウン紙『タウン情報YOU四日市』

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第132号(2017年6月10日発行)記事 13面

【四日市経済ニュース】加工技術武器に自社製品開発


工場内の様子=四日市市広永町で

独自ブランド展開 四日市市広永町・中村製作所

 自動車関連や航空機、鉄道などの精密部品、産業機械部品、工作機械部品の加工などを手掛ける、四日市市広永町の株式会社中村製作所(山添卓也社長)は近年、培ってきた金属加工技術を生かし、自社製品の開発に力を入れている。
 1969年7月に同市元新町で設立し、78年に現在地へ本社工場を移転した。業務として加工機や加工の領域を変化させてきたが、2008年のリーマンショック以後は仕事が激減。その際、「自社製品を作ることで経営状況をコントロールしなければ」と製品開発に乗り出した。
 数多くの実績を誇る丸物の加工技術と精度を武器に、最初に取り組んだのはワイングラス。打開策として期待されたものの、振るわなかった。そんな中、地元で開かれた産業展に出展した際、来場者から「印鑑を作ってみてはどうか」と声を掛けられた。


純チタン製の印鑑「SAMURA‐IN」

 当初は自社で製作・販売する見通しだったが、形状やブランドコンセプトなどをスペシャリストであるプロダクトデザイナーに依頼し、販売戦略などを綿密に練った。12年、イタリア語で「削りだし」を意味するクリエイティブブランド「MOLATURA(モラトゥーラ)」が誕生し、その第1弾として純チタン製印鑑「SAMURA‐IN(サムライン)」を世に送り出した。
 耐久性に優れたチタン製の印鑑は、まさに一生もの。侍が刀を抜く時のように、〝勝負時〟である契約などの重要な場面で「覚悟を決めて使う」という視点から生まれた。力を加えやすく、手になじむ形状で、2015年のグッドデザイン賞にも選ばれている。
 特殊な技法で着色し、使うほどに味のある色合いが楽しめるそうで、実印、銀行印、認印が10色から選べる。同社ホームページ(http://www.nakamuraseisakusyo.co.jp/)での販売が中心で、価格は2万9000円から。また、直筆の文字などもスキャンし、「世界でただひとつ」の印鑑を作ることもできるという。
 現在は、チタン製ボールペン「スピリティン」や羽釜の製造販売を計画しており、スタッフが思考錯誤を重ねている。


「SAMURA‐IN」を手にする山添社長

 社是の「空気以外なんでも削ります」という文言は、社員の名刺や工場外壁にも掲げられている。山添社長は「常に挑戦していく気持ちを忘れない仕事への姿勢を表した言葉。変化に対応し、新陳代謝を繰り返しながら、常に成長していく企業でありたい」と「SAMURA‐IN」を手に語った。

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【四日市経済ニュース】前月と変わらず推移

四日市地域の有効求人倍率

 三重労働局がこのほど発表した、2017年4月の県内の有効求人倍率(季節調整値)は1・54倍で、前月を0・07ポイント上回った。四日市地域の有効求人倍率(現数値)は前月同様の1・56倍だった。
 同地域の有効求人数は6647人(前月比21人減)で、有効求職者数は4532人(同14人減)と、いずれも減少。職業別求人数の上位3業種は、サービス職1758人(求職者数391人、倍率4・50倍)、専門技術職1107人(同499人、2・22倍)、運搬・清掃・包装769人(同808人、0・95倍)だった。
 最も求人倍率が高かったのは建設・採掘で、求人数467人に対し求職者数は58人、倍率は8・05倍だった。
 同労働局は「求職者に選択肢の多い状況でありつつ、事業所側としては、人材不足が続いている産業がある。人材が充足されないままだと、事業そのものへの影響が懸念される。より一層の働き方改革が求められる」とコメントした。

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